2012年3月29日木曜日

2012/03/27 宇都宮大学陣内先生のワークショップ

宇大の陣内先生は、私の周りでは有名人で、よくお名前をうかがっていました。
私は、今回はじめてお話を聞かせていただきました。

「企業・NPO・ボランティアが活かし活かされる協働の実力」の講演とワークショップでした。

企業 6社
NPO 6団体
町会 1町長
社会福祉協議会 
青年会議所
市役所の市民活動促進課

総勢約20名

ワークショップのテーマ

・ 協働とは
・ 協働に必要なもの
・ 協働を妨げるもの

というような内容でした。

3つのグループにばらけて、それぞれ違う立場で「協働」について、話し合いました。

話し合ってみて・・・雑感

官の言う「協働」とは、要するに官に協力して働く企業、NPO、ボランティア、個人の掘り起しを目的としているらしく、民間人の考えている「協働」とは、個人やボランティア・NPOや企業や官が、それぞれの持っているものを出し合って、共に働くことが「協働」だと考えているようでした。

実際に「協働」している人の話として
「現場で働いているNPOやボランティアの人たちの活動は大変だけれども、そこに関わる官の人たちは、現場で使い物にならず、でもその人たちが大切なことを決めているのが現状です。」
とのことです。

「官側」の人の話を聞いていると、真の目的がわからないまま、民を活用(ただ働きさせよう)という姿勢が見えました。
真の目的とは、佐野市をどんな街にしていきたいか・・・ひいては、どんな国にしていきたいか・・・
全体としての視点が全くないままに、協働を考えようとしても、正しい方向性が観えてこないのだと思います。

今、世界の現状がどうなっているのか?!
今、国がどんな状況にあるのか?!どんな国づくりをしたいのか?!
その国の中で、県はどんなポジションにあるのか?!
その中の、佐野市はどんな地域社会を造っていこうとするのか?!
どんな地域に暮らしたいのか?!

短い時間では無理な話だと思いますが、ある程度の全体把握ができていなくて、ただ「協働」の方向に持っていこうとしても、そうならないのではないかと感じました。
その全体を眺める視点と、佐野市をよくしたい!という情熱が、官の人たちの話と様子からは、全く感じられませんでした。
一方、民間の企業やボランティアの人たちは、それぞれ自分たちのできることを、熱心に模索しながら活動している様子でした。

人間は、目的がはっきりしたら動くものだと思います。
リーダーが、より良いビジョンを描いて、方向性を指し示すことができるかどうかが、問われているのだと思います。

国や県や市に、日本のために働く真のリーダーがいないのなら、自分たちが、ささやかでも地に足を付け良心に従って、地域のために働くことが大切なのだと思いました。

名刺も持たずに参加した、自覚の足らない自分でした<(_ _)>
ある時から、自分のできることを官に頼らず、コツコツただひたすら良心に従って行えばよいと、思うようになりました。
今はまだ、その考えに変更はありません。

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